■年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 10 - - - 12 23 70 192 149

当院では、10歳~100歳以上まで多岐にわたり成人疾患について受け入れしております。特に近隣の老人施設からの受診が多く、60歳以上の方の入院が大半を占め、80歳代が192件と最も多くなっております。今後も地域に根差した医療を提供し、皆様に親しまれる病院を目指していきます。

■診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【外科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎
手術なし
手術処置等2なし
39 48.92 20.66 7.69% 86.56
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症
手術なし
16 27.69 13.19 0.00% 88.88
11013xxx99xxxx 下部尿路疾患
手術なし
15 23.87 9.73 0.00% 83.60
100380xxxxxxxx 体液量減少症 10 23.70 10.71 0.00% 86.10

入院患者様の多くは誤嚥性肺炎で平均年齢は86歳となっております。近隣の老人施設からの受け入れが多いためと考えております。入院時には肺炎の治療と専門リハビリスタッフによる嚥下機能の訓練も実施し誤嚥予防にも努めています。
尿路感染症も当院では多い疾患ですが、誤嚥性肺炎と同様に平均年齢が高くなっております。
起炎菌では、Ecoilキノロン耐性菌、ESBL産生菌が多くなっています。

【整形外科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折
人工骨頭挿入術
肩、股等
28 39.57 25.40 32.14% 85.54
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷
(胸・腰髄損傷を含む。)
手術なし
14 24.36 19.41 14.29% 84.57

整形外科での主な疾患は、大腿骨頚部骨折で平均年齢は85歳と高齢者の方が多いです。
大腿骨頚部骨折では、手術後すぐにリハビリテーションを開始し多職種による介入を行い早期に退院できるように努めております。また、患者様のご希望があれば関連施設のリハビリテーション病院への転院も速やかに行えます。

【脳神経外科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160650xx99x0xx コンパートメント症候群
手術なし
手術処置等2なし
17 32.76 24.28 23.53% 85.88

当院では頭部外傷、脳卒中を主に診ています。慢性硬膜下血腫等の手術対応も可能です。くも膜下出血・脳挫傷については迅速にCT・MRIで検査・診断を行い、必要に応じて関連する病院へ紹介しております。年齢層に関しては、高齢者の方の転倒による頭部外傷が多くなっております。
脳梗塞に対する治療も積極的に行っております。脳梗塞後のリハビリテーションも行っており早期に社会復帰できるよう努めております。

■初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - - -
大腸癌 - - - - - - - -
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -

当院では、近隣クリニックと連携し特に肝癌に対する低侵襲治療(痛みの少ない)を積極的に行っております。開放型病床も有しており近隣クリニックの先生方にも協力いただいております。神戸大学医学部附属病院とのがん地域連携パスにも参加しており、地域の皆様に安心して受診していただけるように努めております。

■成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 13 20.08 88.69
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

当院では、中等症の症例が全体の半数を占めております。重症例では呼吸苦・意識障害を伴う症例も少なくありません。重症例には高齢者が多く、在院期間も長くなっております。

■脳梗塞のICD10別患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 16 92.69 80.88 15.00%
その他 - - - -

脳梗塞の診断・治療にはCT・MRIを実施し迅速に判断し治療を開始しております。治療と同時にリハビリテーション科とも連携を行い、患者様に一人一人にあわせたプランを作成し早期回復を目指しております。また、他院からの紹介で脳梗塞後のリハビリテーションが必要な方の受け入れも積極的に行っております。

■診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【整形外科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 19 3.53 40.11 36.84% 85.58
K0811 人工骨頭挿入術(股) 11 4.09 37.36 36.36% 85.00

上位2つの手術は大腿骨頚部骨折に対するもので、整形外科の入院で患者数が最も多くなっているものです。神戸大学医学部附属病院の整形外科と連携し入院後すぐに手術が行えるようにしております。高齢者の方の転倒によるものが多く、今後も高齢化により増加していくことが予想されます。

■その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

入院後に敗血症を発症する場合も稀にあります。当院では患者様に対しどの治療がベストか常に検討しながら治療を行っておりますが、予期せぬ合併症を発生する場合も稀にあります。患者様が安心して治療を受けられ、早期に退院できるように努めてまいります。

更新履歴 令和5年 9月29日 公開