■年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 15 21 27 36 55 175 168

当院では、10歳~100歳以上まで多岐にわたり主に成人疾患について受け入れしております。特に近隣の老人施設からの受診が多く、60歳以上の方の入院が大半を占め、80歳代が175件と最も多くなっております。今後も地域に根差した医療を提供し、皆様に親しまれる病院を目指していきます。

■診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【内科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160650xx99x0xx コンパートメント症候群
手術なし
処置2なし
- - 24.20 - - -
010220xxxxxxxx その他の変性疾患
- - 17.03 - - -
100380xxxxxxxx その他の感染症(真菌を除く)
定義副傷病あり
- - 22.12 - - -
050090xx99x0xx 心内膜炎
手術なし
処置2なし
- - 25.88 - - -
100380xxxxxxxx 体液量減少症
- - 10.66 - - -
050130xx9900xx 心不全
手術なし
処置1なし
処置2なし
- - 17.35 - - -

内科では、他院から紹介入院が多く、脳梗塞の後遺症として嚥下機能(飲み込む力)が低下した方や肺炎後・手術後ですぐに自宅等に退院するのが困難でリハビリテーションを要する患者様(病名としては廃用症候群)が多くなっております。リハビリテーションを行いながら、患者様の基礎疾患も診療させていただき早期に退院できるよう努めています。 また、大腸ポリープの切除や検査入院も積極的に行っており入院日数も1泊程度(日帰りも)で退院できます。

【外科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎
手術なし
処置2なし
52 42.15 20.57 7.69% 87.17 -
100380xxxxxxxx 体液量減少症
手術なし
24 62.17 10.66 4.17% 89.71 -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症
手術なし
20 37.60 13.14 0.00% 89.15 -
160650xx99x0xx コンパートメント症候群
手術なし
処置2なし
11 60.45 24.20 9.09% 86.73 -
050130xx9900xx 心不全
手術なし
処置1なし
処置2なし
10 38.30 17.35 10.00% 92.30 -

入院患者様の多くは誤嚥性肺炎で平均年齢は87歳となっております。近隣の老人施設からの受け入れが多いためと考えております。入院時には肺炎の治療と専門リハビリスタッフによる嚥下機能の訓練も実施し誤嚥予防にも努めています。尿路感染症も当院では多い疾患ですが、誤嚥性肺炎と同様に平均年齢が高くなっております。起炎菌では、Ecoilキノロン耐性菌、ESBL産生菌が多くなっています。

【整形外科】

               
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折
人工骨頭挿入術
肩、股等
25 59.88 25.32 36.00% 83.84 -
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)
手術なし
12 25.83 19.34 16.67% 77.00 -
160760xx97xx0x 前腕の骨折
手術あり
定義副傷病なし
- - 19.34 - - -
160980xx99x0xx 骨盤損傷
手術なし
処置2なし
- - 19.02 - - -
080010xxxx0xxx 膿皮症
処置1なし
- - 13.07 - - -
160850xx01xxxx足関節・足部の骨折・脱臼
骨折観血的手術
鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他等
- - 18.36 - - -

整形外科での主な疾患は、転倒による腰椎の圧迫骨折や大腿骨頚部骨折で平均年齢は83歳と高齢者の方が多いです。大腿骨頚部骨折では、手術後すぐにリハビリテーションを開始し多職種による介入を行い早期に退院できるように努めております。また、患者様のご希望があれば関連施設のリハビリテーション病院への転院も速やかに行えます。

【脳神経外科】

                                                               
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く)
定義副傷病なし
59 9.22 10.47 3.39% 63.05 -
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
手術なし
処置2なし
定義副傷病なし
- - 8.30 - - -
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
その他の手術あり
処置2なし
定義副傷病なし
- - 9.78 - - -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎
手術なし
処置2なし
- - 20.57 - - -
010060x2990400脳梗塞(脳卒中発症3日目以内,かつ,JCS10未満)
手術なし
処置1なし
処置2_4あり
定義副傷病なし
発症前Rankin Scale 3,4又は5
- - 19.21 - - -
010230xx99x00xてんかん
手術なし
処置2なし
定義副傷病なし
- - 7.22 - - -
100380xxxxxxxx体液量減少症 - - 10.66 - - -
010060x2990401脳梗塞(脳卒中発症3日目以内,かつ,JCS10未満)
手術なし
処置1なし
処置2_4あり
定義副傷病なし
発症前Rankin Scale 0,1又は2
- - 15.63 - - -

当院では頭部外傷、脳卒中を主に診ています。慢性硬膜下血腫等の手術対応も可能です。くも膜下出血・脳挫傷については迅速にCT・MRIで検査・診断を行い、必要に応じて関連する病院へ紹介しております。年齢層に関しては、高齢者の方の転倒による頭部外傷が多くなっております。脳梗塞に対する治療も積極的に行っております。脳梗塞後のリハビリテーションも行っており早期に社会復帰できるよう努めております。

■初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類基準(※) 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 -
-
大腸癌 - -
乳癌 - -
肺癌 - -
肝癌 - -

当院では、近隣クリニックと連携し特に肝癌に対する低侵襲治療(痛みの少ない)を積極的に行っております。開放型病床も有しており近隣クリニックの先生方にも協力いただいております。神戸大学医学部附属病院とのがん地域連携パスにも参加しており、地域の皆様に安心して受診していただけるように努めております。

■成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症
中等症 13 29 80.85
重症 - - -
超重症
不明

当院では、中等症の症例が全体の半数を占めております。重症例では呼吸苦・意識障害を伴う症例も少なくありません。重症例には高齢者が多く、在院期間も長くなっております。

■脳梗塞のICD10別患者数等

           
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 14 150.00 84.86 14.29%

脳梗塞の診断・治療にはCT・MRIを実施し迅速に判断し治療を開始しております。治療と同時にリハビリテーション科とも連携を行い、患者様一人一人にあわせたプランを作成し早期回復を目指しております。また、他院からの紹介で脳梗塞後のリハビリテーションが必要な方の受け入れも積極的に行っております。

■診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【外科】

※上位3位までの患者数が全て10件未満の為掲載なし

外科では内視鏡によるポリープ切除術を行っております。近隣クリニックと連携して悪性腫瘍に対する治療の手術も行っております。上位3手術には上がっておりませんが、当院では急性虫垂炎、痔、大腸癌、腸閉塞等の消化器系の手術も積極的に行っております。

【整形外科】

               
Kコード 名称 患者数 平均術前
日数
平均術後
日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿)20 3.05 44.25 45.00% 83.65 -

上位の手術は大腿骨頚部骨折に対するもので、整形外科の入院で患者数が最も多くなっているものです。手術後は、早期にリハビリテーションを開始し、機能回復・社会復帰を目指しております。高齢者の方の転倒によるものが多く、今後も高齢化により増加していくことが予想されます。

【脳神経外科】

※上位3位までの患者数が全て10件未満の為掲載なし

慢性硬膜下血腫に対する手術が可能で積極的に行っております。脳梗塞発症後に、嚥下機能(飲み込む力)低下により栄養を体に点滴する為のカテーテル設置術や胃瘻を造る手術も他科と連携をし行っております。

■その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる

入院後に敗血症を発症する場合も稀にあります。当院では患者様に対しどの治療がベストか常に検討しながら治療を行っておりますが、予期せぬ合併症を発生する場合も稀にあります。患者様が安心して治療を受けられ、早期に退院できるように努めてまいります。

更新履歴 令和4年 9月28日 公開